近年、RC造の中高層さらに超高層建物への適用が広がり、使用する構 造材料、すなわち、コンクリートおよび鉄筋の高強度化が進んでいます。 この展開に、普通強度から高強度の構造材料まで幅広い適用範囲の開口 補強金物が求められています。「ダイヤレン 」は、更に縦並び開口 にも対応する様その期待に応えた高強度開口補強金物で、この開口補強 金物の設計では、補強金物の強度だけに依存するのではなく、補強量 すなわち補強剛性も考慮し、普通強度のコンクリートから高強度コンク リートまで補強効果を確実にするようにしています。※柱D柱1QD=min(QDS1, QDm)≦QU または QD=min(QDS2, QDm)≦QU設計用せん断力(QD)【無孔梁のせん断終局強度以上のせん断耐力を期待する場合】 QDS1=α1×QSU1 QDS2=α2×QSU2 の特長場合は当該複数孔の孔径の合計は梁せいの1/3以下とする。の平均値の3倍以上とする。また、縦並び開口を設ける場合には、最大径の範囲内に複数孔を配置することとする。かぶり厚さを確保した距離とし、あばら筋の内側に施工することとする。設計用せん断力(QD)は下記のいずれかとし、開口部せん断耐力(QU)がこれを上回ることとします。ここで、QSU1={ 0.053pt 0.23(Fc+18)/(M/Qd+0.12)+0.85 pw・σwy }bj (大野・荒川min式)ここで、QSU2={ 0.068pt 0.23(Fc+18)/(M/Qd+0.12)+0.85 pw・σwy }bj (大野・荒川mean式)【梁両端曲げ終局強度時せん断力の上限耐力以上のせん断耐力を期待する場合】 QDm=Q0+αm×Qmu開口部せん断耐力(QU) QU=α01(α0m)×QHⅠここで、QHⅠ={ 0.053pt 0.23(Fc+18)(1−1.61H/D)/(M/Qd+0.12)+0.85 pd・dσy+ps・sσy }bj ※α1 、α2 、αm、α01、α0mは評定で定められた余裕度L’≧DH1HC1H3H4H2HC2H3
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